東京タワー


リリーフランキーの東京タワーを読み終えました。
巷では泣ける本としてうわさされてますが、
もう泣けるとかそんなもんじゃなかった。
おかんに謝罪と感謝の気持ちでいっぱいになり、
鼻水と涙が滝のように流れた。
メディアの中ではあんなシモキャラなリリーさんが、
そしてこの前トークショー見たときも
童貞、童貞、言ってて、
適当で、単純に超おもしろかったリリーさんが、
こんなに波乱にとんだ人生を歩んでて、
こんなに母親思いな息子であったことを始めて知った。
それにこの本にはほとんどシモ的なことはでてこないし。
内容も田舎から東京に出てきた人には必ず思い当たる節があると思うし、
あたしが世の中で一番恐れていることは地震でも戦争でもテロでも
宇宙人の地球戦略でも自分の死でもなく、
母親の死であるということがすごくリンクして
ますます涙と鼻水で字が読めなくなるほどだった。
それに、リリーさんの鮮やかな文章表現と、
状況が自然と思い描けるような描写は
単純にすごくステキだったし、前半は普通におもしろい。
あーー自分の表現力のなさからうまいことこの感情は伝えきれないのですが、
とにかくみんなに本当に読んで欲しい。
あたしも今までの親不孝ぶりを反省して
少しでも孝行しよう。。。